史料に基づき、蔦屋重三郎の生涯とその時代、出版人としての並外れた才覚についてお話しします。 ▼ 講座のポイント 史実や史料に基づき、蔦重の生涯を概観します(実物の史料も持参します*撮影OKです) 蔦重の出版物の面白さに触れつつ、蔦重の類い稀な才覚を見ていきます 浅草周辺の蔦屋関連の史跡マップで、受講後の散策が効率的にできます
小泉吉永学術博士(金沢大学) プロフィール 1959年東京都品川区生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、出版社編集職や各大学講師等を経て現在「往来物倶楽部」「江戸を楽しむ会」代表。江戸に関する講義・講演は数百回以上。史跡散策案内は2021年から現在まで延べ50回(散策地は東京・埼玉・神奈川・茨城各地)。江戸時代の教育や文化に関する講演・執筆・展覧会企画の傍ら古典籍1万点のデジタル化と関連のネットビジネスを展開。1977年、神保町の古書店で1冊の往来物(寺子屋の教科書)との出会いから研究を開始。以来、往来物など近世庶民史料の蒐集と研究を始め近世史料の著作や出版に携わる。この間、1999年に博士論文「近世の女筆手本─女文をめぐる諸問題─」で金沢大学社会環境科学研究科より学術博士を授与。