▼ 講座のポイント
字を書くことが好きな方。上手下手は問いません。初心者の方でも、基礎からお教えしますのでご安心ください。
目指す字が書けるようになる。さらさらと流れるような字を書きたいなど、目指すところは人それぞれ違っています。おひとりおひとり目指すところに到達できるようお手伝い致します。
悪筆を矯正する場でなく、書を楽しんでいただける場となるよう願っています。大人の書道クラブのような雰囲気を目指しています。
お好きな筆記用具、用紙で学べます。筆ペン、小筆、大筆、ノート、洋紙、和紙、どれをお使いくださっても結構です。使いやすいものをご自由に選んでください。
私は大学で、書を専攻していました。書道史を学ぶ中で書は文化と密接に関わってきたこと、特に日本国内では中国から伝わった漢字をもとに仮名が発明され、和歌、随筆、物語などの日本文学の発展に貢献したことを知りました。
平安貴族中心の世から、武士中心の世に移っていくにつれて、書風も流麗で優美なものから強く躍動感溢れるものへと変化していくのが見て取れるように、書も時代の流行に左右されたようです。
そんななかでも良い書とされるものは、淘汰されることなく、古典として次の時代に受け継がれてきました。
先人たちが大切に受け継いできた古典を学ぶことは大いに意義があることだと思います。印刷技術の発達で、以前は、貴族や大名など限られた人のみが学ぶことを許された古典を、誰でも学ぶことができるようになったのですから、ホンモノから直に学ぶことを、」この講座では大切にしています。
お一人お一人が、たくさんある古典の中から好みの書の手本を選び学んでいただく過程で、技術的い難しいと感じられたところは丁寧にお教えいたします。
書はとても奥深いものです。古典を愛で、共に楽しんで書に親しんでまいりましょう。