作者L.M.モンゴメリ生誕150年を祝して
赤毛のアンの足跡
1908年の出版直後から一躍人気作品となったAnne of Green Gables。日本では、村岡花子の翻訳により『赤毛のアン』という書名で1952年に刊行されて以来、70年以上も様々な年齢層に親しまれています。
カナダでは1930年代になるとプリンスエドワード島にグリーン・ゲイブルズが誕生し、[赤毛のアンの家]として、世界中から観光客を迎えるようになりました。モンゴメリ生誕100年の1974年には伝記が出版され話題となり、その後1980年代から、モンゴメリの日誌が英語圏で出版されたことから、作品のみならずその作者への関心が高まってきました。1990年代以降、モンゴメリ関連の活動もカナダ各地で益々盛んになってきています。そして今年は生誕150年!
今回は、これまであまり語られてこなかったカナダにおけるアンに焦点を当て、作品由来の土地や、作者やアンと関連する家などを訪ねながら、アンとモンゴメリの足跡を辿ってみます。