新古今和歌集撰者の一人藤原定家が後鳥羽天皇の熊野行幸に随行京から1ヶ月弱をかけ和歌山熊野三山に参詣し京にもどる旅行記熊野比丘尼が熊野三山の為全国で熊野観心十界曼荼羅絵解きをした建仁元年(1201)10月、藤原定家の雲取越における大雨難行体験の様相を振り返るとともに、それに引っ掛けて、熊野観心十界図(地獄・極楽図)の絵解き実演を披露します。
講師 山本 殖生(やまもと しげお)国際熊野学会代表委員/熊野三山協議会幹事 プロフィール 山本 殖生(やまもと しげお): 長年、新宮市教育委員会の文化財関係担当者として、文化財の調査・研究に尽力し、熊野地域とりわけ熊野信仰の調査・研究を手掛けてきた。また、熊野の世界遺産登録や国際熊野学会の設立にも尽力し、ここ数年は熊野に関する講演機会も多く、「ブラタモリ」にも出演。