★講座の体験・見学をご希望の方
体験・見学ご希望の方は下記のボタンからお申し込みください。またはお電話か窓口までお問い合わせください。
幼少時からSPレコード、蓄音器に親しむ。LPレコードが発売された1948年頃から真空管アンプを作り始め、中学 3年の時音楽室 (東京学芸大学付属小金井中学校) のレコード鑑賞用再生装置を教師の依頼で揃えた。
早稲田大学卒業後に、日本コロムビア株式会社に入社。
洋楽部で海外のレコード会社の原盤を国内市場で発売する業務についた。フランスのBAM, Chant du Monde, Disc AZ, Festival, Lumen,スペインのHispavox, ドイツの Eurodisc, オーストリアの Amadeo, ベルギーのAlpha,イギリスの Unicorn, チェコの Supraphon,カナダのRococo, アメリカのUnited Artists, Audio Fidelity, Everst Group,
Vox, Mainstream, Solid State, Vee-Jay 等、大レーベル、マイナー・レーベルの両方を扱った。音楽ジャンルでは、シャンソン、フラメンコ、ジャズ、民俗音楽、クラシック (新録音と歴史的録音) とほぼ洋楽の全ジャンルを担当した。
1972年オランダのPHILIPS を扱う日本フォノグラムに移り、クラシクック部門の責任者をつとめ、1982年のPHILIPS と松下電器が開発したコンパクト・ディスク (CD)の立ち上げに参加した。また外国原盤の日本市場導入だけではなく、日本人アーティストの世界マーケットヘの進出を促すことに手をつけ、小澤征爾指揮サイトウ・キネン・オーケストラ
、ピアノの内田光子、ヴィオラの今井信子等の海外発売に手をそめた。音楽評論家やオーディオ評論家とのつきあいで、学校や本からは得ることがなかった知識をその道の権威者の先生方に直接教えて頂いたことは、最高の幸運だった。
シャンソンの蘆原英了先生、スペイン音楽の濱田滋郎先生、ジャズや映画音楽の野口久光先生、オーディオ界では池田圭先生、浅野勇先生、岡俊雄先生、菅野沖彦先生、瀬川冬樹先生等に親しくして頂いた。岡俊雄先生から製作依頼をされたWE-300B プッシュプル・パワーアンプは月刊「無線と実験」誌1968年 4月号に製作記事が掲載された。
1987年 PHILIPSレコードのオランダ本社のマーケティング担当副社長として日本を離れた。1990年に帰国し、韓国、台湾、香港、シンガポール、マレーシアなどアジア地域のフィリップス、デッカ、ドイツ・グラモフォンの 3レーベルを統括するポリグラム・ファーイーストで、アジア諸国のクラシック部門をサポートする業務につく。
1992年に長野県松本市で第 1回「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」がオープンした。私はフェスティバルの録音コーディネターをレコード会社退職後もつづけ2015年に卒業した。
1996年 3月ポリグラムを退社。以降フリーランサーとして季刊「管球王国」(ステレオサウンド社)、「ラジオ技術」(アイエー出版)を中心に執筆活動を行う。
2000年秋から「コミュニティ・カレッジ」の講師として「新忠篤オーディオ塾」を担当し現在にいたる。
著書「オーディ徒然草壱&弐」、「古典球アンプの作り方、楽しみ方1、2、3、& 4」(アイエー出版)「歴史的名盤SPレコード復刻CDRシリーズ」(グッディーズ)は現在 860タイトル。