江戸学で頭の体操
この講座は、渡辺憲司先生と安原眞琴先生に交互でお話いただきます。
(第2火曜日安原眞琴先生 第4火曜日渡辺憲司先生)
【安原眞琴先生講座】
現在は、NHK大河ドラマにちなんで『源氏物語』を見たり読んだりしております。
浮世絵や絵本、絵巻など、江戸時代頃の「絵が入っている資料」(視覚文化)をテキストにしていきます。そして、各テキストの絵や物語、或いはその背景などを読み解いていくことで、古人(いにしえびと)がどんなことを感じ、それをどんな風に表現していたのかなどを考えたり味わったりしながら、楽しく学んでいきたいと思います。
【渡辺憲司先生講座】
江戸期における封建社会の中でのヒューマンな遊女文学や庶民の思想をとりあげ、それに関わった人物像を浮かび上がらせ、近代さらに現代へと続くジェンダー意識をダイナミックに考えます。現代を生きる生活の中に江戸時代を投影させるような講義を考えています。又原典となる小説・随筆・俳諧などの文献や各地に残る碑文などにふれ、文学散歩などに役立つようなフィールドワークにも視野を広げていきます。楽しい好奇心にあふれる<江戸時間>を共有し、学ぶことの面白さでリフレッシュしませんか。ほぼ以下のような順序で話をします。又毎回拙著の近作のエッセイを取り上げて紹介します。
*海外への飛躍と寛永文化*遊女吉野と本阿弥光悦*日本で最初のベストセラー「清水物語」*京の都の風俗*男色文学の批判精神