古文書が語る中世の世界
日本中世の古文書入門 PART12
日本の中世は、平安時代の終わりから戦国時代までを含みます。教科書風には、「荘園制の社会」、「武士の時代」などといわれます。その時代を知る重要な手がかりが「古文書」なのです。「古文書」とは発給者の意志を他者に伝える手段ですが、古文書には様式やルールがあります。また、独特な文字の崩しや読みがあり、その習熟が必要になります。
PART12では新しく、古寺社や地域に残された中世文書を読んでいきます。そこから、寺社の成り立ち、その地域社会で暮らす人々の生活と当時の社会問題を考えていきます。