講座内容
中国伝統武術である通背拳は技撃(実戦)、套路(型)、健康法の三つがそろっている。格闘技や護身術として技撃を学びたい。表演(演武)がカッコイイので、やってみたい。またいつまでも健康でいたい等、興味がある角度から学べる。
ここからは講座での教授内容。
まず約30分基本功と呼ばれる、通背拳の為の身体を作るための体操を行う。基本であると同時に通背拳独特の身体操法や発勁(力を出すこと)を身に付ける為に重要である。そして50肩の予防や肩こりの解消、内臓を整えるなど健康法としても効果が高い。
次の約30分は通背拳の基本の打ち方である五行掌の単式(一人で行う)練習。ここでしっかり独特な打ち方の形から各打ち方の撥力などをしっかりと学ぶ。また、各種補助動作の単式練習も必要に応じてここで行う。ここまでは指導者の号令の下、全員で練習する。
最後の約30分は各種ニーズに合わせて下記の1から6の内容の内、どれか、もしくはいくつかを組み合わせて練習する。
1 深 化:五行掌、各種単式動作の技の質を高めるための練習。
2 架 式:中国武術独特の立ち方。
3 歩 法:技をより有効に使うための足さばき。
4 散 手:約束組み手。学習した打ち方や各種補助動作などをいくつか組み合わせて、二人で決められた組み合わせで打ち合うもの。使い方やタイミングなどを安全に身に付ける。
5 套 路:空手で言うところの型。通背拳には六路行状という練習套路、その上の上級套路まで多くの套路が伝えられている。
6 健康法:常松老師が著名な中医師(中国の伝統医療の先生)と開発した内功法・常松式養身功、通背拳最古の套路であり気功法である明堂功(太極拳のようにゆっくり行う)により、基礎体力の向上、心身を整える。
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