『源氏物語』を読んだことのない方でも、登場人物を中心に読むことでいつのまにか
物語の世界に浸っていることに気づくでしょう。
源氏物語の女性たち
― その「生き方」についてを考える ―
『源氏物語』には主人公の光源氏を中心に数多くの女性が描かれています。
本講座ではこれまで、紫の上・明石の君・六条御息所・藤壺宮を採り上げ、それぞれの生き方について考えてきました。
4月期からは藤壺宮のまとめをしながら「女三宮」を採り上げる予定です。女三宮は朱雀院第三皇女にして源氏の許に正妻格として降嫁してきた女性です。時に14歳。源氏はなぜ、最愛の女性紫の上がおりながら、幼い女三宮を迎え入れたのでしょうか。しかもその後、女三宮は柏木と過ちを犯し、子まで出来てしまいます。紫の上はどのような思いだったでしょうか。源氏晩年において登場してきた「女三宮という人物像」は『源氏物語』の中でどのような意味を持つのでしょうか。ご一緒に考えてみませんか。
【講座の進め方】
・女三宮の登場する巻々の中から、必要な原文を現代語訳付きで読んでいき、女三宮像を浮き上がらせていきます。
・主要な語や語句については、説明プリントを使いながらていねいに読み解いていきます。
【テキスト・資料】
上記「現代語訳付きの原文」、「語や語句の解説プリント」はこちらで用意します。