紫式部日記をよむ
紫式部日記は、源氏物語の作者・紫式部による日記です。
藤原道長の娘であり、一条天皇の中宮である彰子に仕えた紫式部による日々の記録です。中宮彰子に待望の皇子が誕生した記録から始まりますが、今回は最終盤の、中宮に年子の皇子が誕生し、五十日目のお祝いの記述で閉じられるまでを読み終えたいと思います。(3回ほどで終了予定)
その後は、紫式部が詠んだ歌を収めた紫式部集を取り上げます。
紫式部集は、紫式部の自撰と考えられており、前半と後半とに大きく分けることができます。
前半は、娘時代の友との再会や別離、越前への旅、夫との結婚生活、夫の死を悼む歌が並べられ、
後半は、紫式部が中宮彰子のもとに女房として出仕してからで、公的な行事の折の歌にまじって、自身の内面を見つめた、憂愁に満ちた歌も多くあります。
紫式部集に収められた歌は、贈答歌を含めても百首あまりですが、紫式部の心の声がそのまま表現されており、興味は尽きません。
栄華のただなかに身を置きながら、紫式部は何を思い、何を見つめていたのか、紫式部の心のなかをのぞいてみませんか。