季節の香席を椅子席でゆったりと、文学と伽羅の香りを楽しみます。
推古三年(595)の夏、四月に沈水香が淡路島に漂着、その大きさひといだき、島人は沈水香ということを知らず、薪と一緒にかまどに焼いた。その煙が遠くまで薫り、異なものとして朝廷に献上したと、日本書紀にはじめて沈水香の記録が記述されています。また、それ以前に伝教が伝来されて仏への供物として香は欠かせないものだったでしょう。茶道・華道と共に香道文化は長い歴史を現在まで脈々とつないでおります。奥深く楽しい香の世界を、新しい年を迎えて是非ご体験いただきたく思います。
推古三年(595)の夏、四月に沈水香が淡路島に漂着、その大きさひといだき、島人は沈水香ということを知らず、薪と一緒にかまどに焼いた。その煙が遠くまで薫り、異なものとして朝廷に献上したと、日本書紀にはじめて沈水香の記録が記述されています。また、それ以前に伝教が伝来されて仏への供物として香は欠かせないものだったでしょう。茶道・華道と共に香道文化は長い歴史を現在まで脈々とつないでおります。奥深く楽しい香の世界を、新しい年を迎えて是非ご体験いただきたく思います。